親鸞聖人のお孫さま、唯善上人が創建した当山の歴史をまとめた寺史の電子書籍版を公開いたしました。『中戸山 西光院 常敬寺の歴史』(178ページ)と題し、以前著した「常敬寺のあゆみ」・「常敬寺奇譚」を底本としてこのたび電子書籍として再編集いたしました。PNG、PDFに ...
カテゴリ: 研究
▶『常敬寺のあゆみ-補完版』-寺史編
当山の歴史をまとめた冊子『常敬寺のあゆみ-補完版』の寺史編をブログでもアップいたします。どうぞお読みください。合掌〇当山の下総国での所在地について「関宿」としているが、より正確には「東葛飾郡中戸村」となる。(参考記事:「下総国での当山所在地表記について」) ...
常敬寺に「華族」の娘さまが嫁がれたこと
【今上天皇睦仁御母九條忠尚卿之御娘夙子之御筆也 水戸瑛相院殿御拝領 瑛相院殿之御父ハ外山前大納言藤原光實 卿之御娘也、妹千代子常敬寺達藝之室へ御送之短冊也】副住職の唯真です。このたび、ある包み紙をお寺の文書群から見つけました。そちらによると、どうも江戸 ...
卒業論文「デュシャンはなぜは芸術活動を放棄したか」
副住職の唯真です。今回は私の大学時代の卒業論文を載せてみようかと思います。大学生の私は、仏教やお寺に関する知識も皆無だったのですが、(お寺に戻って来るなんて想像していなかった)読み直してみると、自分でも意外なことに仏教に通じる考え方や、問いを持っていたよ ...
【研究】常敬寺の「寺紋」・「家紋」について
副住職の唯真です。今回は当山常敬寺の「寺紋」や「家紋」についてみていきたいと思います。といいますのも、こうした紋について現在いまいちよく分かっていない状態となっており、一度調べてみたいと以前より考えていたのです。紋章について私は詳しくなく、まったくの独学 ...
唯善上人はなぜ自坊を「西光院」としたのか(寺と院のちがい)
副住職の唯真です。今回は当山創建当初の名前から、唯善上人のこころに迫っていきたいと思います。当山は、親鸞聖人の孫である唯善上人が弘安七年(1284)に下総国中戸にて創建いたしました。その時の名前は「中戸山 西光院」でした。常敬寺という現在の寺号は、本願寺教団 ...